ダイヤモンドの鑑定について、何か教えてください!
ダイヤモンドは4Cの理解が全て
ダイヤモンドの「4C」とはColor,Carat,Clarity,Cutの頭文字をとったものです。
Colorとは色です。無色であるほど評価が高く、黄色の色味が強くなればなるほど評価が下がります。
Caratとはダイヤモンドの重量のことをいいます。厳密に言えばサイズではありません。リングなどの裏側にカラット表記があります。
Clarityとは内包物の割合や表面の傷などの評価です。肉眼で見えるもの、ルーペでしか見えないものなどにより評価が分かれます。
Cutとはダイヤモンドの切り口の形状の評価です。ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドに対して5段階の評価がされます。
上記の4Cに加えて、蛍光性も確認する必要があります。蛍光性はブラックライトを当てる事で確認出来ます。ブラックライトを当てて青白く光る場合、そのダイヤモンドは蛍光性が強いということとなり、評価は下がります。
ダイヤモンドの鑑定は経験がものを言う
上記の4Cのうち、特に経験がものを言うのは「Clarity」と「Cut」です。人によって評価が分かれる部分です。現物に勝る資料はありません。鑑定書と現物を見比べてみましょう。
色石はダイヤモンドほどリユースの価値は高くない
サファイアやルビー、エメラルドなどの色石は、ダイヤモンドほどのリユースの価値は高くありません。買った時の金額と売るときの金額のギャップがどうしても大きくなってしまいます。
鑑定書と鑑別書の違い
まず、鑑別書はダイヤモンドに限らずどの石に対しても発行されますが、鑑定書はダイヤモンドに対してのみ発行されます。しかも、発行機関や発行時期によって鑑定書の評価の信憑性が分かれます。鑑定機関や鑑定時期によっては現物よりも評価が甘かったりします。
メレダイヤについて
リングやブローチの中には、色石を中央に配置して、周りに粒状のダイヤモンドをちりばめたデザインのものがあります。この粒状のダイヤモンドを「メレダイヤ」といいます。メレダイヤ一粒一粒に対して評価するのは困難ではあるのですが、カラー若しくは蛍光性を評価することができます。蛍光性を評価するにはブラックライトを当てます。そうすることにより、青く光るものは蛍光性が強い為、評価が低くなります。逆にブラックライトを当てても青く光らないものは蛍光性がなく、評価が高くなります。
ダイヤモンドの鑑定まとめ
- まずは4Cの理解からであり、それが全てといっても過言ではありません
- 経験がものを言います。現物と鑑定書を見比べましょう
- 色石はダイヤモンドほどのリユースの価値は高くありません