実家をコロナ断捨離していたら、家から大量の書籍が!それとCDも!これらをメルカリなどフリマアプリに転売する場合って、古物商許可証は必要ですか?
私物の書籍やCDなどを処分目的で出品する分には、古物商許可証は必要ありません。ただし、これに味を占めて、最初から転売目的で仕入れたり買い取ったりして、それらを転売・出品する場合は古物商許可証は必要ですよ。
コロナ断捨離において、不用品の筆頭に挙げられやすいのが「書籍」です。これらは自分の中で優先順位をつけやすいため、要る本・要らない本の識別が容易ではないでしょうか。それ故、ダンボール・ミックスペーパーのゴミの日に、一緒に書籍が捨てられているのをよく見かけます。
書籍って実際売れるんでしょうか?
書籍のジャンルによりけりですね。あとは著者にもよりけりです。ジャンルでいうと自己啓発とか趣味の本など、比較的季節感や時間軸などにとらわれないジャンルのものであれば売れやすいかと思います。逆に法律や株、参考書などタイミングによっては書籍の内容が劣化して現状にそぐわないジャンルの書籍もあります。それらは売れにくいです。
ただ、緊急事態宣言発令中に自宅で巣ごもりしている時間が長くなると、書籍が売れたりしますよ。電子書籍もいいのですが、やはり紙の書籍も捨てたもんではありません。古本もその時期は結構売れました。今年の秋から冬にかけても書籍はまた売れるのではないでしょうか。全巻セットなどは特に売れやすくなります。
CDやDVD、ゲームソフトなんかはどうですか?
まずCDは厳しいですね。ライブストリーミングがありますから。かつてAKB48などが「握手券付きCD」を販売したときもありましたが、そのようなCDを買う人の目的はあくまで握手券であり、CDはおまけです。本来であれば逆なんですがね。で、その未使用未開封の同じタイトルのCDを大量に持ち込まれたりするわけですが、全国で同じような現象が起こり、そのようなCDは1円でも売れない場合が殆どです。
DVDやゲームソフト類に関しても、ピンキリです。ただ、これらは書籍と同様に巣籠需要のある商材です。家でゲームをする人が増えましたので、ゲームソフトも売れやすくなります。
このように見ると、この書籍・CD/DVD・ゲームソフトのいわゆるメディア商材は、コロナ禍において数少ない「需要が伸びた商材」なのではないでしょうか。コロナにおいては未だに予断を許さない状況が続き、今年の冬までに第2波が来るのではないかと個人的に予想しています。そうなると再び上記のようなメディア商材がメルカリやヤフオクなどインターネット販売上において活性化するのではないかと思います。