営業所の管理者とは?

古物商許可証の申請における「管理者」とは、営業所の責任者のことを言います。平たく言えば「店長」クラスにあたる人です。

申請者と管理者は同一人物でも大丈夫ですか?

大丈夫です。ただ、営業所の「管理者」というだけあって、全く誰でもいいわけではありません。管理者の要件は以下の通りです。

取り扱う品目の知識や経験を有している

これは絶対条件ではありませんが、例えば自動車や自動車部品等を取り扱う場合は3年程度の中古自動車業界での経験者と同一レベルの知識や能力が求められると言われています。それ以外の品目であっても、やはり知識や経験は欲しいところです。

他の従業員に対して指導・監督ができる立場である

上記の「知識や経験」にも関連しますが、店舗全体を統括し、他の従業員に対しても指導・監督ができる立場の人が管理者に望ましいと言えます。逆に言えば、入社したばかりのド新人を管理者に選任するのは望ましくないことであると言えます。

欠格事由に該当しない

管理者の欠格事由は以下の通りです。

  • 未成年者
  • 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者
  • 住所が定まっていない者
  • 禁固以上の刑に処せられ、刑の執行が終わってから5年を経過していない者
  • 古物営業法違反(無許可営業や許可の不正取得、名義貸し、営業停止命令違反での罰金刑)に処せられ、刑の執行が終わってから5年経過していない者
  • 背任、逸失物横領、盗品等の有償譲受などの一定の罪で罰金刑に処せられ、刑の執行が終わってから5年を経過していない者
  • 暴力団員、元暴力団員、暴力的不法行為をする恐れのある者
  • 心身の故障により古物商または古物市場主の業務を適正に実施することができない者として国家公安委員会規則で定めるもの

上記のうち、未成年者に関しては古物商許可証の申請は例外的にできることがありますが、管理者の選任に関しては一切の例外なくできません。

営業所に常勤できる

管理者は営業所に常勤できなければなりません。片道2時間以内の距離が目安となります。北海道に住んでいる従業員を東京の営業所の管理者に選任することはできません。

また、1営業所につき1管理者というのが大原則です。複数の営業所にまたがって登録をすることはできません。

警察官との受け答えができるだけの日本語会話能力を有する

これは、外国人が管理者に選任された場合です。今後外国人を採用し、キャリアを積んだのちに管理者に選任するリユース企業は増えていくものと思われますが、立ち入り調査の際に警察官から受けた質問に適切に答えられるだけの日本語会話能力が必要です。