メーカー・モデル・シリアルナンバーを確認
ヘッドの表側や裏側における刻印・プリントや、サウンドホール内部のラベル及びネックブロック、ブレーシング等で、ギターのメーカー・モデル名・シリアルナンバーを確認します。
特にサウンドホール内部のラベルは暗く映りやすいので、撮影する際はピントを調整して明確に映るようにしなければなりません。
シリアルナンバーでわかること
楽器が作られた年代や真贋が分かります。年代によって査定額が変動する場合があります。特にヴィンテージなアコースティックの場合、年代によっては高値で取引される場合があります。確かに古い商品は査定額も低くなることが多いのですが、一概に古い=査定額が低い、というわけではありません。モノによりけりです。
画像を撮影する場合は、楽器本体全体とヘッドとボディを撮影
楽器は手で触れるものであり、経年劣化は免れないところです。表面と裏面、全体とヘッドとボディが分かるように撮影します。
傷やひび割れについては、一般的使用に基づいた傷なのか、不注意による傷なのかによっても査定額は変わります。また、その傷が塗装表面だけが凹んだような傷なのか、本体内部の木部まで到達した傷(打痕)なのかによっても査定額は異なります。
また、ネックプレートのような鏡面仕上げで反射するようなものは、斜め45度から撮影すると、撮影者が映り込みません。
ネック折れ
ネック部分については演奏において大きく左右されるポイントです。ここの箇所が折れている或いはひび割れ(クラック)がある、または修復歴がある楽器が多々あります。この箇所に不具合があると演奏に影響があるため、必ず確認するべきポイントです。
付属品について
楽器ケースやコード、チューナーなど、楽器の付属品もあれば査定の対象になります。特に楽器ケースは楽器ごとにサイズが異なるため、楽器ケースの有無は大きいと言えるでしょう。楽器ケースにモデル名が記載されている場合、楽器も当然同じモデル名でなくてはいけません。また、純正の楽器ケースとサードパーティーの楽器ケースとでは、当然純正の楽器ケースの方が価値は高いと言えます。