造幣局から発行される「貨幣セット」。1円から500円までの666円分をケースに個装し、毎年販売されています。世界的にもコレクターが存在します。この貨幣セットについては、鏡面仕上げをした「プルーフセット」と通常貨幣の「ミントセット」の2種類あります。また、50円玉や1円玉など一般的に流通しなかった「特年」と呼ばれる年もあります。例えば昭和62年は50円玉が一般流通しませんでした。しかし、貨幣セットのためだけに50円玉が製造されました。つまり、昭和62年の50円玉は貨幣セットの中でしか存在しないことになります。このような特年の貨幣セットは通常よりも高値で取引されます。また、海外のコレクターは特にプルーフセットを好む傾向があり、昭和62年のプルーフ貨幣セットは特に高値で取引されます。
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