過去、様々な取引を行ってきた中で、「これは怪しい!」と思えるようなケースは多々ありました。その中から特に注意すべき買取依頼人についてご紹介します。
住所が遠隔地
弊社は神奈川県横浜市にあります。基本的に買取依頼人はその近辺の住所の人が多いです。これは当然だと思います。それ故、本人確認の際、住所が「北海道」や「沖縄県」だった場合まず「なぜ当店に?」という疑問がわきます。店舗や営業所の住所から著しく離れた場所からの来店であった場合、その理由を必ずヒアリングしてください。
商品が年齢・性別不相当
立て爪のリングや喜平のネックレスを若い男性が持ち込んできたらどうですか?明らかに所有者ではないでしょう。仮に所有者であったとしても使用者ではないでしょう。女性もののハンドバッグを男性が持ってきたら「なぜそれを?」と思うのが自然でしょう。その点もしっかりヒアリングしましょう。
競合他社による冷やかし
スーツを着た男性であることが多いです。そして売却目的はなく、競合他店の視察が主目的であるため、「査定のみ」で終わることが多いです。「こいつはスパイだ!」と見破るのは難しいですが、接客上の雰囲気や会話のテンポなど、一般顧客ではない空気感を感じたら要注意です。
持ち込む商品がいつも同じ新品
いつも同じような新品のwifiルータを持ち込む依頼人がいたのですが、結局それは盗品であったことが後日発覚しました。少し考えればやはり不自然です。基本的に中古品を取り扱うリユース・リサイクルショップに新品を持ち込むのは、つい「使わないんですか?」と聞いてみたくなります。いや、むしろ聞くべきです。
他にも事例は多々あります。いずれにしても、少しでも疑問に思ったらまず本人にヒアリングをして、本人の様子をじっくり覚えておくといいでしょう。店舗の被害を最小限に食い止めるためにも、「怪しいな」と直感で感じるところがあれば、警察に通報しましょう。また、「慎重に査定を行うため、一旦預からせてください」と買取依頼人に聞いてみてください。盗品である場合は大体預かりを嫌がります。少しでも迷ったらとりあえず預かる、という方向でいいのではないでしょうか。