楽器の買取について何かポイントはありますか?
実際に楽器を査定するにあたって、音が出るかどうかを判断するのは難しいところですが、その楽器はどこからどのようにして音が出るのか、構造を理解する必要はあります。
例えばトランペットの場合、マウスピースから息を吹くことにより音は出ることは出るのですが、実際に音を出すのは難しいですよ。全く楽器を触ったことがない人には音を出すことはできません。
しかし、トランペットは3本のピストンを押すことにより様々な音色を発することができます。このピストンが曲がっていたりすると、どんなに上手な演奏者が吹いてもスムーズに音を出すことが難しかったりします。
このように、その楽器が音色を発する「致命的な箇所」はどこにあるのかを理解する必要があるでしょう。先ほどのトランペットの場合、如何にベル(楽器の先端部分)が曲がっていても、ピストン部分が正常であれば、正常に音を出すことができます。しかし、逆にピストン部分が曲がっていてそれ以外の状態が正常であった場合、どんなに綺麗な楽器でも綺麗な音色を出すことは難しくなります。そうなると、その楽器は「ジャンク品」であると言えます。
目次
楽器の鑑定のポイント
- 楽器のどこから音色が出るのか、「致命的な箇所」を理解する