カメラの査定のポイントについて教えてください!
シャッターが切れるかどうか
フィルム一眼レフカメラの場合、シャッターレバーをまいてシャッターボタンを押せばミラーが動きます。ただし、電池を入れないと動かないカメラも多々あります。しかも長年使っていなかったカメラの場合、電池室の中にある電池が液漏れを起こし、ジャリジャリになっていたり、もっと悪い場合、電池室の蓋が固着して動かない=電池交換ができない、といった場合もあります。更に言えば、全てのボタン電池が現在販売されているとは限らず、絶版になった規格の電池しか受け付けない、というカメラもあります。
露出計の動作確認
露出計の動作確認の場合、上記と同様に電池を入れて確認しなければならないことが多いですが、「セレン光電池」がカメラに装着されている場合もあります。しかし、カメラの使用状況や経年によっては光電池が作動しない、光電池は作動しても肝心の露出計が動かないなど、古いカメラであればあるほど完全に動くものは少ないでしょう。
レンズにカビや曇りがあるかどうか
レンズに関しては肉眼で判断します。古いものであればどうしてもカビやチリなどが混入してしまうことが多々あります。また、保管状況によっては曇りがあったり、絞り羽根にオイルが浸み込んでいたりします。これらは使用する分には問題ないことが多いのですが、気にする人は気にします。
ボディ底部及びペンタ部の傷の状態
ボディの底部は、三脚にカメラを取り付ける際に傷がつきやすい部分です。また、ペンタ部というのは一眼レフの頭の部分ではありますが、ここに傷がつくというのはカメラを落下させたということであり、カメラを雑に取り扱っていた証拠でもあります。仮にこれを買取り、ネット販売するにしてもペンタ部に傷があるものは値は付くには付くのですがあまり伸びません。
そもそもそのカメラに価値があるかどうか
動作確認は完璧、状態も完璧であっても、そのカメラそのものに価値がなければいくら動作・状態が完璧でも値が付きにくい場合があります。個人的に思うのは、古いデジカメが最も値が付きにくいのではないかと思います。フィルムカメラは確かに古いのですが、海外にユーザーが多数おり、現地ではフィルムカメラは手に入りにくい為、海外で人気があったりします。しかし、デジカメは家電のようなものであり、コンセントの形状が国により異なるためデジカメは海外ではあまり売れません。また、デジカメそのものがスマートフォンのカメラ機能に取って代わられつつあるため、初期のころのデジカメに対して価値を見出すのは難しいのではないかと思います。
カメラの査定まとめ
- フィルムカメラは、まず電池を入れてみる
- レンズの状態は肉眼で確認
- 初期のデジカメは価値がない